皆さん、こんにちは!
韓国語の勉強のやる気の維持については、受講生の方方も良く聞かれることの1つです。
「ずっとやる気が維持できたんですか?」
「やめようと思いませんでしたか?」
「どうしたらずっと続きますか?」
私が良く聞かれるベスト3ですが、答えはすべて「はい」ではありません。
もちろん、韓国語の勉強が好きで「韓国語に出会えて幸せ!」と思うほどの私ですが
それでも、時々、「なんかやる気がしない・・」とか「このまま停滞するのか?」という
思いを感じるときがありました。
ただ、その思いは長くは続かず、やがてまたやる気がムクムクと復活してくれたのですが、
何もしないで復活したわけではありません。
以前ご紹介した「やる気復活剤の2冊」もそうですが、「あること」をすると
停滞期から抜け出せたのです。
それは、初めて習った時の教科書を引っ張り出して見てみるのです。
私は、途中でお教室を変え、その後はずっと同じ教科書を使っていましたが
一番最初に通った教科書は、それとは別の教科書を使っていました。
ナツメ社から出ている「はじめての韓国語」という参考書でした。
何しろ韓国語の教室に通うのも、韓国人に習うもの生まれて初めてだったので
その嬉しさは言葉では言い表せませんでした。
今でもその時の嬉しさと緊張感はとても良く覚えています。皆さんもそうですよね?
ただ、この参考書を開くのは、先ほども書いたように停滞期に陥ったときだけになって
しまいましたが、私にとっては今も大切にしたい参考書の1つです。
何故、この参考書が停滞期から救ってくれるのか?と言うと、
この参考書の最初のほうに出てくるハングルの一覧表を見ていると、自分が初めて
「カナダラ・・」を書きながら1つ1つ覚えていった時の事を思い出し、あの時の
韓国語への憧れや、学習意欲、これからの希望が蘇ってくるのです。
そして、「今」の自分を見直すことができたのです。
停滞期と言っても、生まれて初めて韓国語に触れたときは「カナダラ・・」を
覚えるのも大変だったのに、今はちゃんと覚えて会話もできるようになってる。
続けることの大切さを、この参考書が証明してくれるのです。
「大丈夫、最初は全く読めなかったじゃない、今は読めるでしょ?」って。
語学は階段のように段階的に上達すると言われています。
少しずつ調子よくステップアップしてるかと思うと、長い間の停滞期を迎えることもあります。
でも、ふと気がつくと、それまで言えなかったフレーズが言えるようになってる自分に
気づくことがあり、それは停滞期を超え次の1段を無事に上がったのです。
停滞期も決して無駄な時間ではないという事です。
そうやって、成長と停滞期を交互に感じながら、上級者への階段を上がっているのだと
思います。
誰にでもある停滞期ですが、「なんで覚えられないんだろう?」「なんで上手く
話せないんだろう」「なんで試験に受からないんだろう?」と、下ばかり見ずに
自分が生まれて初めて韓国語の勉強をした時の教科書をめくってみてください。
きっと、続けることに意味があるという事に気づいて、「やっぱり頑張ろう!」と
再スタートできるはずです。
私も何度も経験した「停滞期」、皆さんも自分なりの乗り越え方を見つけて
1段ずつ階段を上がって行きましょう。
負けずにファイティン!